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『狂宴封鎖的世界 方舟』DVDを観賞しての感想 (゜-゜)

舞台当日は会場は開演前から静かな緊張に包まれていた…

待ちくたびれた観客に応え幕は開く
 『鳥居みゆき』の一挙手一投足

表情、流れる汗

全てを見逃すまいと
観客全員が固唾を飲んだ…


そんな感動を思い出しながら観賞した。

まず感じたのは
熱狂にうなされた後というか
祭りの後の虚しさに似た感情


多分、『この瞬間の出来事』を
遡ることが出来ない遠い過去として
改めて思い知らされたからだと思う。


この舞台は
人間の生きる意味を
オウム真理教や
福島原発事故をモチーフに

細かい笑いをちりばめながら展開していく


実際の観劇直後は思わなかったが
実際DVDで見てみると
コンテンツリーグが発売を渋るのがよくわかる。


この人だと最後に愛した人をつまらぬ思い違いから殺害し

元々生きる意味
自分の居場所がなかった『みゆき』は怪しい宗教団体に心の依り処を求める


…が
その最後の自分の居場所すら
欲に塗れた幻だった…


この場合
結局
自分や周り死ぬことで
リセットするしか解決方法がないのかなぁ…
なんて思ったりした。

『自分の居場所』なんて
結局本人の心の持ちようなんだよな…


『鈍感な人ほど幸せなのかも知れない』

そんな気がする。

鈍感というより
ガサツ…という方が近いかも…


フォーマットとしては
前作の『再生』と酷似してて

早くも形が固まって来ちゃったかな…?という危惧が少し。


『鳥居みゆき』の『単独ライブ』という割には
他の演者のウエイトが

だんだん前作より重くなってる気がする。

舞台装置や演出に凝るあまり
テンポが明らかに『告別式』の頃に比べて悪くなってる。


『みゆき』に殺された三人が全く怨んでなくて
あまりにご都合主義すぎる。

特に清掃婦のおばさんは
せっかくひとつに纏まった家族とさぁこれからという時に惨殺されたのだから
怨んでない訳がない…


ただ
後ほど鳥居さん本人が演じてることからも

『みゆき』本人が自分で納得出来るよう

『そうに違いない』とこじつけた妄想なら理解出来る。


あとポポタンのくだりは
NHKでやった『穴』の流用なんじゃない?とか

(いくら生まれてこのかた船内生活とはいえ一度も『空』を見たことないのは有り得ない。無理が有りすぎる)

いろいろ突っ込み所はあるのですが


それをさっ引いても
素晴らしい舞台であることには変わりありません。


次回作が今から待ち遠しい。
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comment

ボトルネック
私もDVD観て似たようなことを感じたり。
粗は結構あるし(ボケに対する、という意味でない部分で)ツッコミどころ満載だけど、それを引いても力作だと思いました。

単独というより劇団という趣で、ギロティン倶楽部とかやってるし、ああ今後はこっち路線を目指したいのかな~という部分もあり。

良くも悪くも強烈ですね、これ。
リアルタイムで生で観れなかったので裏山鹿です。
2013.05.01 11:33
流離のヌートリア
> ボトルネックさん


劇団活動へ傾倒してるのは傍から見ていてもわかるんですが
単独ライブ自体が今後消滅しちゃうんじゃないかという危惧がありますね…。
杞憂ならいいんですが。
2013.05.03 08:48

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